平成13年5月 定期総会での発言


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OA研究会では、以下の内容を平成13年5月の群事研定期総会にて発言いたしました。

 現在、県内の多くの小中学校で使われている旅費ソフトは、事務職員の自主的研究会の開発したものです。皆さんは、いまこの旅費ソフトのバージョンアップができなくなったら、どのように思うでしょうか。しかしそれはあり得ないことではないのです。それはけっして開発した研究会の無責任な逃避ではなく、近い将来、起こりうる可能性があるということなのです。では、いったいどうしてなのでしょうか。
 旅費の基礎となる各基点の計算データは、ご存知の通り県出納局のものです。しかし小中学校の事務職員の有志で構成される自主研究会が、出納局と直接関わりを持つことは非常に困難なことなのです。ですから当初は、間に教育事務所、学校人事課、県教委管理課がはいり、そしてやっと出納局にたどり着けた状況でした。こういった流れの折衝を繰り返し、条例改正のたびに非常に難しい状況を乗り越えて、現在の旅費ソフトに至りました。現在まで旅費ソフトは多くの所属で使われ、たくさんの皆さんからの意見をもとに、自主研究会が県教委や出納局との折衝を行ってきました。しかし事務職員のために、もっと使いやすく、もっと便利にしたいと考えれば考えるほど、自主研究団体の活動の限界を感じることも多くなりました。
 本日は、今後の大幅な旅費条例改正を受ける前に、旅費ソフトの存続の危機を会員の皆さんに考えていただきたく発言をしました。そして群事研本部へは、1つの案として、「群事研IT委員会の設置と旅費ソフトの継続開発について」の検討について提案いたします。
                             (平成13年5月 群馬県OA研究会)